大きな方向転換
速さこそ善
人気のランチューバーさん(ユーチューブでランニングをテーマにしている人)の動画を見ると、インターバルのトレーニングの場面が多いです。
確かに、インターバルやタイムトライアルの方が面白いのは事実です。
大体ロングランを延々と見せられても決して面白くありません。
その影響もあってか、どうしても花があるスピードを求める気持ちが強くなるような気がします。
これまでの練習では、1回の練習で少しでも速度を上げるなり、速い速度で距離を延ばすなりして達成感を得るのが目標でした。
まあ、マラソンにおける目標はタイムつまりスピードですから、速いというのは目標と一致しているように思えます。
しかしマラソンの場合、特にフルマラソンやハーフマラソンでは、長距離なのでそれに耐える練習も必要です。
それでもスピードさえ求めていけば、いつか長距離にも耐えられる体が後からついてくるのだと信じていました。
ところで時々、ランチューバーさんの動画の中に、ゆっくり走ること(LSDを含む)をを取り上げていることがあります。
たまにそれらを見ても、正直これまでずっと速度を落としたトレーニングはあまり意味がないと避けていました。
ところが最近、たまたまある動画の中で長距離に耐えるためには、筋肉のエネルギーの元となるミトコンドリアの数を増やさなければなりません。
それには有酸素運動つまりゆっくり走ることが効果的とされているそうです。
この手の動画やサイトは何度か見た事があるのですが、この動画は説得力がありました。
走り始めの頃はもちろんゆっくりしか走れなかったのですが、今の段階において”ゆっくり走る”とどうなるか、やってみました。
ほとんど速度が変わらない!?
試しに15km程走ってみました。
感覚的な目安は、リディアードの本で提案していた”ハッピーと感じる速度”で行くことにしました。
今までなら頻繁にランニングウオッチを見てペースを確認し、向かい風だろうが上り坂だろうがあるペース以上を維持していました。
今回はその時に体が楽に感じられる速度で、決して無理しないことを目指して走ってみることにしました。
すると...いろいろなことが分かってきました。
まずびっくりしたのが、ゆっくり走っているのに、速度が極端には落ちていないということです。
いえ、決して速く走ろうと思っていません。
もしかするとキロ6分以下でもいいか、という気持ちでした。
ところが...平均キロ5分15秒。
時々5分半以上落ちることもあるのですが、それでも概ね5分少しで、全体的にとても楽に走れました。
そして根本的に走る姿勢の間違いに気づいてしまいました。
それはまたいつかお伝えします。